うつ病のわたしからあなたへ 心レター

うつ病の療養から見えてきたこと、心の病を抱える方やご家族に役立つ情報をシェアしていきたいと思います。特に、精神疾患での労災について、詳しく説明します。

うつ病の療養と運動

こんにちは。あやです。

今日はうつ病の療養と運動について、自分の体験を書いてみようと思います。

 

よく「うつ病を治すには運動が良い」と言われていますよね。

実際に、うつ病患者を運動するグループとしないグループに分けて

経過観察をしたら、運動するグループのほうが症状改善したという

エビデンスもあるようです。

 

お医者さんからもよく「運動をしてください」と言われますよね。

とはいえ、エネルギーが低くなるのがうつ病の特徴。

運動することも容易ではありません。

 

実際、うつ病を発症した直後や休職して間もないころは、

運動なんかせずに、ひたすら休養して、エネルギーを貯めるほうが大事だと思います。

わたしは

「メンタルを診る」整体師にご注意 - うつ病のわたしからあなたへ 心レター

こちらの記事で書いたように、無理して運動して、かえって症状が悪化しました。

 

運動を始めるタイミングは、その気になった時がベストです。

ちょっと外に出ようかな、少し体を動かしたいな、そんな気分になってからで十分です。

なぜなら、そう思えるほど意欲が回復し、うつ状態も改善しているからです。

 

じゃあ、具体的にどんなことを?

もともと運動の習慣があった人は、はじめやすいと思います。

でも、運動の習慣がなかった人は、何をしていいかもよくわからないのではないでしょうか?

 

いきなり屋外でランニングなんて、ハードルの高いことをしなくてもいいのです。

外に出られるなら、家の周りを歩くだけで十分です。

まずはそこから始めて、近くのコンビニまで、公園までと、

少しずつ距離をのばしていくといいでしょう。

歩くこと自体が、うつ病に良いとされるリズム運動になります。

日中であれば、セロトニンの分泌に必要な日光も浴びられますし、

一石二鳥の方法です。

 

まだ外に出るのはしんどいという方は、室内でできる運動で十分です。

おすすめはストレッチやヨガ、ピラティスです。

30分程度やれればOK。

これらの運動のいいところは、呼吸を意識できることです。

ストレッチは息を止めずに行うことが大事。

ヨガやピラティスでは、呼吸が重視されますので、深い呼吸を実践することができます。

呼吸を整えることは、自律神経にとても良いことだし、リラクゼーション効果もあります。

まだ外に出られない状態であれば、なおのことリラクゼーションが大事になります。

 

とにかく、無理をしないことが一番です。

毎日できるに越したことはないですが、やれない日があってもいいのです。

自分の体調をよく感じ取って、無理のない範囲で少しずつ運動の習慣を

身につけていければいいと思います。

 

 


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