うつ病のわたしからあなたへ 心レター

うつ病の療養から見えてきたこと、心の病を抱える方やご家族に役立つ情報をシェアしていきたいと思います。特に、精神疾患での労災について、詳しく説明します。

労災の審査請求

こんにちは。あやです。

季節の変わり目やら、今日書こうと思っている審査請求のことやらで

体調の悪い日が続き、しばらくブログを更新できないでいました。

「心レター近日中に始めます」と書いてあるものの、

いつになったら始動できるものやら…という感じです。

 

さて、うつ病で労災認定を受けたものの、

途中で寛解という謎判定が出たことについては、

これまでに書いてきました。

 

今後どうするか?ということで、社労士さんと話し合って、

弁護士さんに相談することになりました。

1件目に電話したのは、労災のエキスパートと呼ばれるベテラン弁護士さん。

電話に出られた方に概要を説明して返事を待ちましたが、

「多忙のため」と断られました。

 

そこで、私がツイッターでフォローしている中堅弁護士さんの事務所に

電話をしてみました。

概要を説明して返事を待ったところ、「相談に来てください」と

言ってくれました。

 

2018年3月27日、四谷にある弁護士事務所に

社労士さんと一緒にうかがいました。

中央線に乗って四谷に行く……これだけでも、今の私にとっては

ハードルの高いミッションです。

でも、これまでの療養の経験で、所用があるときは早めに現地に着いて

休憩することにしているので、今回もそうしました。

外にいる時間は長くなりますが、移動即用事よりも、ワンクッション置く方が

消耗を抑えられます。

 

そして、社労士さんと合流して、いざ弁護士事務へ。

実は人生で2回目の弁護士事務です。(1回目のことは機会あれば書きます)

打ち合わせ室に通されて、ちょっと緊張しながら待っていると

弁護士さんが現れました。ツイッターの写真より、ちょっとふっくら(笑)

 

まずは、今回なぜ弁護士さんに相談しようと思ったか、

概要をお話しました。

労災の認定は受けたけど、平成27年末で寛解とされたこと、

だけど実際は一度も治っておらず、労務不能状態が続いていること。

参考に、障害年金を申請したときの診断書のコピーなど見せながら

自分の言葉で何とか説明しました。

 

なぜ27年末なのか、自分の推測もお話しました。

27年12月の下旬に、当時1歳2か月の愛犬が大やけどを負ってしまったのです。

当時の主治医も、この時にうつ状態が悪化したことをエピソードの1つとして

記憶しているはずです。

ひょっとしたら、これが原因で、28年1月以降は私病扱いになったのではないかと。

 

弁護士さんからは、当時どんな状況だったか質問を受けました。

仕事に復帰できるほど回復していたか。具体的な復職準備はしていたか。

私は毎日メモとしてつけている手帳を見ながら、答えました。

確かに愛犬のやけどでショックを受けて具合は悪くなったけれど、

当時はまだやっと昼寝をしないでいられる日が出てきた程度だったこと。

新年度に向けて人員調整をしていた職場からは、4月から復帰できるか

きかれていたけれど、約束はできないと答えていたこと。

 

ひととおり話をして、状況を把握した弁護士さんは、

「それはおかしい!」と憤慨しておられました。

なんでも、今抱えている案件で、既往歴のある方の例を扱っていて、

業務負荷で悪化したため、労災申請したところ、不認定にされて争っているそうです。

その理屈では、一度発症した病気は、その後どんな負荷があっても労災ではないと

されたそうです。

ならば、私のケースは逆じゃないかと。

一度業務起因で発症したものは、その後どんな負荷があっても労災ではないかと

いうことです。

受任する気になってくださいました。

 

あとは、費用の問題ですねとおっしゃって、見積もりを送りますということで

その日は終わりました。

とり急ぎやるべきこととして、かかりつけのクリニックからカルテを請求すること、

労災認定にまつわる情報開示請求をすることと教えてもらい、

情報開示請求の用紙をもらって帰りました。

 

そして、数日後に届いた見積もりは……、

だいたい予想通りの金額でした。

着手金と実費の預かり金合わせて35万円程度。

休業補償に加え、これから発生する療養補償の審査請求も含めて

受けてくださるという内容でした。

ちょっと悩みましたが、払うことに決めました。

事務所に電話して、正式に依頼をお願いしました。

 

1週間後、今度は契約のために事務所へ。

それまでに、言われたとおり情報開示請求とカルテ請求はしておきました。

どちらも時間がかかるので、用紙を提出したところまでです。

今回の私の案件はレアケースであることから、

弁護士さん2人で担当してくださることになりました。

もう1人の弁護士さんとは、その日初対面。女性です。

契約書に印を押し、大まかな流れや問題点を確認して、終了です。

 

後日、さっそく労働局に審査請求の書類を提出したと連絡があり、

写しが送られてきました。

弁護士さんだけに、テキパキとした仕事ぶりで、頼りになります。

 

さあ、この後はどうなるか。

また進展あれば、書こうと思います。

 

 


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