うつ病のわたしからあなたへ 心レター

うつ病の療養から見えてきたこと、心の病を抱える方やご家族に役立つ情報をシェアしていきたいと思います。特に、精神疾患での労災について、詳しく説明します。

うつ病 現在の症状

こんにちは、あやです。

台風で被害が出た地域もあるようですが、

皆様のところは大丈夫でしたか?

もし被災された方がいらしたら、

早く元の生活に戻れることを祈っています。

 

さて、今日は現在の体調について書いてみようと思います。

私が初めて精神科を受診したのは、

2013年5月末でした。

もう10年も前のことになります。

まさかこんなに長くうつ病のままでいるなんて、

そのときは思ってもみませんでした。

 

初診のときの主な自覚症状は、

不眠と疲れでした。

気分的にもあまり良くなかったと思います。

仕事をしていたので、不眠が一番こたえる症状でした。

 

一番具合が悪かったのが、休職直後と5、6年前の入院時です。

あと、去年の6月ごろもかなり悪かったです。

そのときは、動けない感じでした。

トイレは何とか行けますが、それ以外はずっと横になっていました。

食事は無理やりとりました。薬を飲まないといけないので。

 

そういう最悪の時期と比べると、今はかなり落ち着いています。

睡眠は薬がないと、自力では眠れないですが、

反対に薬を飲めば眠れます。

 

朝は朝食をとって身支度をしたら、

近くのスーパーかコンビニまで歩くこともできます。

ついでに、買い足しておかなければいけないものも

買えるので、少しは自分で自分の面倒を見られている感じがします。

暑すぎる日は外に出ず、室内で軽い運動をしています。

 

うつ病には朝の散歩がいいと言われますが、

これまではとても無理でした。

でも、確か去年の秋ごろぐらいから、

午前の短時間の散歩ができるようになりました。

おそらく、去年調子を落としたときに処方された

薬が効いているのだと思います。

 

気分は普通、という感じです。

でも、振り返って考えてみると、

これまでかなり長い間、

暗い気持ちで過ごしてきたんだなと思います。

そう思える程度には、回復したのかもしれません。

 

でも、できないことも相変わらず多いです。

自分として一番いやなのが、料理ができないことです。

朝と昼はパンを食べているので、

自分で準備できますが、

夕食は家の人に頼りっきりです。

ただ、一番具合の悪いときでも、

ごはんだけは自分で炊けるようにしていました。

お米をといで、炊飯器のスイッチを入れるだけだし、

最悪ごはんだけでも食べられれば何とかなると思ったからです。

 

あと、意外と億劫なのが、

郵便物の開封です。

重要な書類などはさすがに開封して中を見ますが、

それ以外のものはなかなか開ける気になれません。

中身を見て、捨てるなりとっておくなりするのも億劫ですし、

封筒の宛名をシュレッダーにかけるのも面倒に感じます。

 

洗濯や掃除などの家事も、なかなかままなりません。

これも、ほとんど家の人に頼っています。

料理などの家事ができないのは、

最初のころはとてもストレスでした。

私は自立心が強いので、何でも一人でやりたいタイプです。

だから、生活の基本的な部分をやってもらうしかないために、

自尊心を削られるような感じがしました。

今は開きなおって、できないものは仕方ないと思えるようになりました。

 

ただ、こうして自分で書いてみて思ったのは、

通院やカウンセリングはちゃんと一人でできていて、

それは偉いかもしれません。

今お世話になっている病院は、ちょっと不便な場所にあるので、

公共交通機関を使うと、無駄に時間がかかって疲れます。

自転車なら、30分はかかりますが、直線距離で行けるので、

雨の日以外はそうしています。

退院してからは、通院のためにクロスバイクを買って、

自転車通院しています。

 

興味の喪失という、うつ病の基本要素も

少しは改善した感じがあります。

休職した当初などは、何をしたらいいかわかりませんでした。

本も読めない、音楽を聴くのもつらい、

テレビを見るのもつらいという感じで、

どうやって1日を過ごせばいいかわかりませんでした。

何か興味のあることをと思っても、

一つもありませんでした。

全部どうでもいいというか、

何に対しても全く心が動かない感じでした。

今は、自分が知りたいと思ったことについて本を読んだり、

小説を読んだり、アニメなどの動画も楽しめます。

 

全体的に、すごくゆっくりゆっくりではありますが、

改善傾向にあるとは思えます。

カウンセリングを受けていることも、

私にとってはいいみたいです。

 

うつ病のいやなところは、いつ治るかわからないし、

見込みも立てづらいことだと思います。

私自身、たくさん失敗を繰り返して学んだのは、

焦るのはよくないということです。

早く良くなりたいと思うのは当たり前ですが、

ジタバタすると逆効果になります。

いつか治る、いつかはわからないけど、というぐらいの構えで、

その日その日自分のできることをやって過ごすのが一番です。

私も早く治りたいですが、ゆっくりやっていきましょう。

同じような悩みをもつ方の参考になりますように!


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