うつ病のわたしからあなたへ 心レター

うつ病の療養から見えてきたこと、心の病を抱える方やご家族に役立つ情報をシェアしていきたいと思います。特に、精神疾患での労災について、詳しく説明します。

うつ病発症の兆候

こんにちは。あやです。

今日は、うつ病の兆候について、自分の経験を書こうと思います。

 

今にして思えば、発症前というか、受診に至るまでに

うつ病のさまざまな兆候が現れていました。

 

たとえば、次のような症状です。

 

・死にたいと頻繁に思う

・自分の能力や才能が、失われていく気がする

・自分がどんどんつまらない人間になっていくと思う

・これから先悪いことしか起こらないと思う

 

ひょっとしたら、この段階で受診してもうつ病の診断が出たかもしれません。

でも、わたしはこれらの思いは病院に行くようなことではないと思っていました。

ただ、上に挙げたようなことが、本当にそうだとしか思えなかったのです。

 

それまでわたしは自殺など絶対に考えないような人間だったので、

通勤時に線路に飛び込みたいと思ったときは、非常に驚きました。

でも、毎日ホームで飛び込みたいと思いながら、通勤していました。

 

自分の能力や才能が失われていく感覚も、恐ろしかったです。

まるで指の間から砂がこぼれ落ちるように、失われていくことを

止めることができないと思いました。

 

そして、自分はどんどんつまらない人間になっていって、

パートナーからも愛想を尽かされる日が来るだろうと思いました。

 

生きていく上で、普通は何かを得る感覚のほうが強いと思いますが、

当時のわたしはどんどん全てを失っていくだろうとしか思えませんでした。

パートナーを失い、趣味も失い、これから先悪いことしか起こらないだろうと

確信するほど強く思っていました。

 

当時は嫌いな内容の仕事を何年も続けていて、残業も多く、

毎日が本当にいやでたまりませんでした。

その後配置転換もあり、何とか持ち直したのですが、

その2年後に不眠をきっかけに精神科を受診し、うつ病と診断されました。

 

もし、あなたが上に書いたような気分で過ごしているなら、

うつ病を発症しているか、その一歩手前かもしれません。

早く病院に行くことを強くお勧めします。

早めに治療して、仕事や学校もすぐに休んでください。

そのほうが、絶対に早く治ります。

 

わたしはうつ病と診断された後も2年間働いて、

重症になってしまいました。

そうなると、治るまでに何年かかるかわかりません。

現在時点で休職して丸3年以上経ちますが、まだまだ仕事ができる状況ではありません。(すでに退職しています)

 

だから、兆候が現れたら、すぐに受診することをお勧めします。

家族や恋人、友達、同僚が上記のような状態だったり、

そのような言葉を言うようであれば、受診を強く勧めてください。

早期治療、早期休養が、うつ病の予後を大きく左右します。

そのことを踏まえて、早く病院に行ってください。どうかお願いします。


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