うつ病のわたしからあなたへ 心レター

うつ病の療養から見えてきたこと、心の病を抱える方やご家族に役立つ情報をシェアしていきたいと思います。特に、精神疾患での労災について、詳しく説明します。

見えるストレス、見えないストレス

こんにちは。あやです。

今日は療養中の体調を左右するストレスについて

書いてみようと思います。

 

うつ病をはじめ、精神疾患を抱えるわたし達が

医師から必ず言われるのは、「ストレスをためないように」という言葉です。

療養中の人も、精神疾患を抱えながら仕事や家事をしている人も

ストレスには気をつけているはず。

それでもなぜか調子が悪くなる。原因が思い当たらない。

ストレスに気をつけていても、そんなことがあると思います。

わたしが今まさにそんな状態です。

 

見えるストレスはわかりやすいですよね。

 

・すごくいやなことがあった

・家族とケンカした

・予定外の急用をこなさなくてはいけなくなった

 

などなど、挙げていけばキリがありませんが、

このように「わかりやすい」ストレスがあった後は

意識して休むことができると思います。

 

やっかいなのが、「見えないストレス」です。

自分では毎日ゆっくりと過ごしているつもりなのに、

なぜか体調が下り坂になってしまう。

そんなときは、「やっぱりもう治らないのか」などと考えて

悲観的な気分になってしまいます。

 

わたしの今までの経験と、主治医から教わったことから

見えないストレスを挙げるとすれば、以下のようなものがあります。

 

・身体的ストレス(暑さ、寒さ)

・楽しいできごと(お出かけや友人と会うなど)

・情報量の多さ(テレビ、ネット、スマホ、街中のモニター)

・ちょっとした生活の変化(家族の出勤時間が変わったなど)

・初めての場所に行く

・誰かとおしゃべりする(楽しい話題であっても)

・曇りや雨の日が多い

 

などなど、これも挙げていけばキリがありませんが、

つまり「ちょっとしたこと」なのです。

 

見えないストレスは、どれか1つだけでガーンとダメージを与えるものではなく、

少しずつの積み重ねによって、体調に影響を与えます。

楽しいことまでストレスになるなんて、じゃあどうすればいいの⁉と

思った方もいるかもしれません。

 

 見えないストレスをコントロールするのは難しいので、

対策としては、「常に自分の心身の状態をチェックする」のが一番です。

 

朝起きて、朝食をとったり着替えたりしながら徐々に体が目覚めていくとき、

「今日の体調はどうかな?」と体の重さやスッキリ感、どんより感を

感じとるようにしてください。

あわせて、心の状態にも注意を向けます。

暗い気分? 明るい気分? いつもと同じ?

 

あとは、その日何がしたいか、どれぐらいの意欲があるかも

心に注意を向けて、感じとるようにしてください。

「〇〇しなくちゃ」と思ったときは、ストップをかけてみてください。

本当に今日やらなくてはいけないか、それをやれる体調か、確認しましょう。

 

こうして自分の心身の状態に気を配る習慣は、

うつ病などの療養にとって、とても大切なことです。

なぜなら、おそらく発症するまで、あなたは自分の体調や気分を無視して、

「やらなきゃ」という責任感で突っ走ってきたからです。

わたしもそうでした。

 

うつ病を治し、再発しないように生活するため、

自分の体と心の声を聴いて、

自分を大切にすることを覚えていきましょう。


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