うつ病のわたしからあなたへ 心レター

うつ病の療養から見えてきたこと、心の病を抱える方やご家族に役立つ情報をシェアしていきたいと思います。特に、精神疾患での労災について、詳しく説明します。

うつ病で労災認定を受けました、が…

こんにちは。あやです。

 

このたび、ついにうつ病で労災認定を受けることができました!

申請しようと思い立ってから、長い道のりでした。

精神障害で労災認定を受けるのはハードルが高く、

もし認定されたら自分が経験したいろいろなことを

たくさんの人にシェアしたいと思ったのも

このブログを開設した理由の一つです。

 

ただし、素直に喜べない条件がついていました。

それは、補償の期限が平成27年12月までになってしまったこと。

わたしが休職したのが27年4月で、6月までは給与が出ていましたから、

補償は実質半年間に限られてしまいます。

なぜこんなことになったのでしょう?

 

それを確かめるべく、来週社労士さんと一緒に

また労基署に行くことになりました。

今の段階では、わたしとしては不服申し立てをするつもりです。

 

期限が切られてしまった理由については、

考えてみれば1つ思い当たるふしがあります。

平成27年12月下旬に、当時まだ1歳2か月だった愛犬が

揚げ物の油をかぶって大やけどを負ってしまったのです。

当然ショックで、うつ病の症状も増悪しました。

 

労基署の担当者によれば、期限を切ったのは

調査協力を委託している医師だそうです。

その医師が、12月にプライベートな出来事が原因で増悪したなら

それ以降は私病扱いという判断をしたのかもしれません。

 

そのあたりも、今度労基署で聞いてみようと思っています。

でも、仮に愛犬の受傷がきっかけで増悪したことで期限が切られてしまったなら、

おかしなことだと思います。

 

業務起因のうつ病ありきで、そこにストレスがかかって増悪することもあるわけで、

そもそもうつ病になっていなかったら、症状が出ることもなかったわけです。

 

また、労災の補償は疾病が「治癒」するまでとされていて、

これには2つの意味があります。

 

1つは、一般的に使われているのと同じ「完治」という意味。

もう1つが、労災独特の意味合いで、「積極的に治療しても症状の改善が望めない場合」。「症状固定」とも言われます。

 

わたしの場合、後者の意味で「治癒」とされたと考えられますが、

休職して半年で症状が固定化するなんてことありません。

実際、その後もゆっくりと改善が見られています。

 

なので、認定やったー!と素直に喜べない状況で、

まだ手続きをしていかなければならないようです。

 

精神障害の労災については、順を追って詳しく書いていきたいと思います。

わたしの場合、業界全体がブラック体質で、職場ももちろんひどい所でした。

でも、自分のうつ病は労災では?と気がつけたのは、

休職してずいぶん経ってからでした。

そこからいろいろ調べて苦闘していくわけですが、

皆さんのお役に立てれば幸いと思い、情報をシェアしていきます。

 

今回は条件つきではありますが、職場が悪いからうつ病になったと

公的に認められたことは、自分にとってとても大切なことです。

私病扱いで、苦しむのは自分だけで、職場はただスタッフが欠員しただけですから。

自分だけが不利益を被ったのが、本当に本当に許せなかったのです。

悔しい気持ちを労災という形に変えて、救われる方が1人でも増えますように。

 

 


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