うつ病のわたしからあなたへ 心レター

うつ病の療養から見えてきたこと、心の病を抱える方やご家族に役立つ情報をシェアしていきたいと思います。特に、精神疾患での労災について、詳しく説明します。

うつ病 労災申請したときの労基署でのヒアリング

こんにちは、あやです。

今日は台風が関東や東北に接近していますが、

皆さん大丈夫でしょうか?

私の住んでいる地域は、幸い今のところ大して雨も降っていません。

被害が大きくなりそうな地域にお住まいの方は、

避難の準備など確認しておいてくださいね。

 

さて、今日は労災申請について久しぶりに書いてみようと思います。

再審査請求まで進んだ私ですが、今日は時間を巻き戻して

労災申請当初のことを書きます。

 

労災申請してから、大体半年以内ぐらいに、

労基署からヒアリングに呼ばれます。

労基署も警察署と同じ「署」のついたお役所なので、

ここでの証言は正式なものとして扱われます。

かといって、何かすごく構えて行く必要はなく、

記憶をたどるための資料など持って行って、

真実を話せばいいのです。

 

私は事前に社労士さんから、1つ注意を受けていました。

それは、担当官によっては、矢継ぎ早に質問して、

こちらが疲労してしまう場合があるということでした。

 

幸い、私を担当してくれた調査官は、こちらの体調を

気遣いながら、比較的ゆっくりと時間をとってくれました。

もし、皆さんが矢継ぎ早に質問を浴びせてくる担当官に当たってしまったときは、

「ゆっくりお願いします」「少し考える時間をください」など言って、

こちらが主導権を握るようにしてください。

もちろん、疲れたら休憩を要求することもできます。

私も休憩を1回とりました。15分ぐらいだったと思います。

 

さて、気になるのは、質問の内容ですよね。

私も何をどんな風にきかれるのだろうと不安でした。

以下、質問内容を順に書いていきます。

 

  • 氏名・住所・生年月日
  • これまでの職歴
  • 現在の職業
  • 業務内容
  • 所定の労働時間と休日、休憩時間
  • 通勤手段と所用時間
  • 会社の労務管理について(出退勤や残業時間の確認方法)
  • 休憩時間の実態(ちゃんと所定の休憩ができていたか)
  • 発症の原因となった詳しい業務内容
  • 会社のサポート体制(業務量に対して適切なサポートが得られたか)
  • 発症当時の業務量を知っている同僚など
  • 発症から休職までの症状と初診の状況
  • 治療経過
  • プライベートでの悩みや出来事があるか
  • 既往歴
  • 自分の性格、趣味、飲酒、家族の精神病の有無
  • 労災申請の理由と補足事項

これで全部です。

私の場合は、パワハラ・セクハラ案件ではなく、

業務負荷を理由とした労災申請でしたので、

パワハラ等で申請する方は、そちらをメインにきかれると思います。

 

審査官が質問し、私が答えます。

審査官は、答えを聞きながら、「聴取書」を作成していきます。

こちらの答えをまとめながら、簡潔な表現で

わかりやすい書面を作成しています。

最後に、この聴取書をこちらに見せて、

事実関係の間違いなどがないか確認します。

もし誤りがあれば指摘して、直してもらいましょう。

納得できる内容であれば、署名・捺印をして出来上がりです。

 

ちなみに、この聴取書の写しなどはもらえません。

なので、その場できちんと確認するようにしてください。

 

私の場合は、再審査請求までいったので、

審査資料として俗に「白表紙」と言われる冊子が送られてきました。

そこで聴取書の全体を見ることができます。

 

でも、現在労災申請している方は、そんな必要がないことを祈ります。

現在申請中の方が、きちんと認定を受けられますように!


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