うつ病のわたしからあなたへ 心レター

うつ病の療養から見えてきたこと、心の病を抱える方やご家族に役立つ情報をシェアしていきたいと思います。特に、精神疾患での労災について、詳しく説明します。

うつ病と悲しみ

こんにちは、あやです。

また久しぶりの更新になってしまいました。

 

もうすっかり夏ですね。いきなり気温が上がって、

体調を崩している方もいるのではないでしょうか。

私は日照時間が長い夏には体調が良くなるのですが、

さすがにちょっと暑さがこたえている感じがします。

 

私の体調が夏にしては今ひとつの理由、

それは悲しみだと思います。

話せば長いことなので、ざっくり言うと、

私は入院した先でカウンセリングを受け、

現在に至るまで2週間に1度のセッションを継続しています。

 

最近のセッションで、私が長いこと感じないようにしてきた感情が

悲しみであることがわかりました。

怒りは感じやすいし、表にも表しやすいのですが、

私は悲しみを感じるのが下手で、抑圧してしまいがちなのです。

 

それゆえに、悲しみや心の痛みはわきに置いて、

目の前のことに「対処」するという行動パターンを繰り返してきました。

そうしなければ、生きてこられなかったからだと思います。

心理士さんには「客観的になれることは強みでもあるけど」と

言ってもらいましたが、今は少しずつ悲しみや痛みに触れるフェーズに

入ったようです。

 

つい先日、何とはなしに大好きなTommy heavenly6

「Can you hear me?」という曲を聴きました。

Tommyの曲の中では、あまり聴いてこなかった作品です。

たまたまYou Tubeで見つけて、聴いてみたのですが、

「ここに私の悲しみがある!」と感じました。

 

歌詞を見てみたら、まあ暗いこと(笑)

歌詞だけというより、曲全体から漂ってくる悲しさが

私の心の何かに触れた感じがします。

 

一般的に、うつ病は悲しみや喪失に関係があると言われます。

大切な人を亡くした後にうつ状態を経験する人は多いようです。

この場合は、「反応性うつ病」ということになり、

時間とともに症状が無くなっていくケースが多いそうです。

 

私のように発症してから長くうつ病が治らないケースは、

いわゆる「大うつ病」ということになります(双極性の場合もあります)。

私の場合は、仕事での負荷が大きかったせいで発症しましたが、

このように長く続いてしまうのは、

仕事のストレス以外の因子が関係しているのでしょう。

 

認知行動療法など、自分で試して効果があった部分もありますが、

これ以上は一人では無理!と感じて、カウンセリングを受けるようになりました。

最初は、個人で開業している先生にかかっていましたが、

入院をきっかけに今の先生に代わりました。

医療の近くで受けたほうがいいと感じたのが理由の1つ。

もう1つの理由は、心理検査の結果、私には認知行動療法のような

ロジカルな手法より、イメージを使ったやり方のほうが合っていると

指摘してもらったからです。

 

こんな療法を受けていると言うと「古い」と笑われることもありますが、

私はいわゆる夢分析を受けています。

自分にとても合っているし、出来事そのものを扱うより、

夢という媒体を挟むことで、安全だと感じています。

 

もう3年以上受けていますが、ようやく悲しみという感情にたどりつきました。

少しずつ触れていこうと思います。

これ、けっこう回復のキーになるかもと感じています。

 

皆さんも、一人では無理と感じたことは、

カウンセラーさんを頼ってみてくださいね。

ただし、選ぶのは慎重に。いろいろな方がいますので、

自分に合いそうな人を見つけてみてください。


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