こんにちは。あやです。
その後労災の再審査請求については進展ありません。
まだドクターの意見書待ちです。
弁護士さんからは、年内に審査会が行われる見込みと言われていましたが、
この様子だと年明けになるかもしれません。
さて、今日はわたしのうつ病療養生活で役に立った本を紹介したいと思います。
ミリアム・アクタル著『うつ病を克服するためのポジティブサイコロジー練習帳』(大野裕監訳、山本真利子訳 創元社 2015年)
↑ハイブリッド型総合書店hontoの商品ページへのリンクです。
電子でも紙でも購入できます。
わたしがこの本を手にしたのは、発売後わりとすぐだったと思います。
それまで、うつ病って何だろう?どうしてこんなに重症化したんだろう?
一体何をすれば良くなるんだろう?と、そればかり考えていました。
でも、休職して1年近く経つと、そんなことばかり考えて、
過去の自分の行動を反省したり、認知の歪みを矯正したりすることに
嫌気がさしてきました。
そんなときに、本屋さんで出会ったのが、この『ポジティブサイコロジー練習帳』でした。
著者ミリアム・アクタルさんも、うつ病を経験した1人です。
マスコミ業界で忙しく働いていたミリアムさんはうつ病になり、
ポジティブサイコロジーという新しい心理学に出会ったことで人生が変わりました。
今では、ポジティブサイコロジーの修士号を持ち、オンライン、オフラインで
セミナーを開催して、ポジティブサイコロジーの普及に努めています。
この本の良さは、ポジティブサイコロジーの概要がわかりやすく説明されていることと、役に立つ実践的なエクササイズがたくさん紹介されていることです。
うつ病は、とかく気分が沈みやすい病気ですが、
わたしはこの本のワークを実践して、再び生きる喜びや感覚を取り戻していくことが
できました。
最初のワークとして「味わう」が紹介されていますが、
これを実践するだけでもずいぶん違ってきました。
五感のポジティブな感覚、おいしい、気持ちいい、温かいなど、
不快ではなく快をじっくりと味わう。
うつ病で不快に傾いていた身体感覚が、少しずつ変化していくのが感じられます。
このようなごく初歩的なエクササイズからはじまって、
瞑想や活力、そして人生を豊かに進んでいくところまで
ポジティブサイコロジーのエッセンスがぎゅっとつまっています。
単なるポジティブシンキングではなく、無理なくポジティブであることが学べます。
この本との出会いは、わたしのうつ病療養の中での1つのエポックでした。
急性期症状が治まって、療養生活に不安を感じている方、
もう暗い気分で過ごすのは嫌だという方におすすめです。
購入して損はない本ですので、手元に1冊置いてみてはいかがでしょうか。
他にもおすすめの本がありますので、またご紹介していきますね。
急に寒くなってきたので、暖かくして身体的ストレスを減らしてくださいね。